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【フットゴルフW杯大会レポート③】ゴルフコース(アルマーデン2)編
2018年12月に行われた、FIFG FOOTGOLF WORLD CUP 2018 in MARRAKESH。日本は前回のアルゼンチン大会に続いて2大会目になります。フットゴルフのワールドカップってどんな感じなんだろう・・・?そんな方に大会の裏側をお届けします!
第3回はゴルフコース(アルマーデン2)編!
大会レポート③~ゴルフコース(アルマーデン2)編~
<アルマーデン2>
アルマーデンゴルフリゾートのOUTコースを使ってセッティングされたフットゴルフコース。アルマーデン1の大部分をティフトン芝が占めていたのに対し、こちらはバミューダグラスが大半を占めていましたが、アルマーデン1と比べて芝が薄かった為にボールが良く転がりました。距離もこちらのほうが短かった為、カップの位置をアルマーデン1よりも難しくすることで二つのコースのバランスを取っていたようです。
■No.1
No.1コースマップ
アルマーデン2の中では最も優しいPar5。飛距離の出る選手ならアルバトロスの可能性も。1打目、2打目共にフェアウェイ左側に置いていければ難なくバーディーは取れるが、2打目をカップ周りのくぼみに落とせればイーグルは間違いない。おはようバーディーと言わず、おはようイーグルで幸先の良いスタートダッシュを決めたいところだ。
■No.2
(左)No.2コースマップ(右)バンカーを越えられればグリーン上からのぼりのバーディーパットを狙えるが、運が悪いとバンカーに捕まる
グリーン手前のバンカーが意外に効いてくるPar3。飛距離の出る選手はバンカー越えを狙っても良いが、運が悪いとバンカーにつかまる為、セオリーはバンカーを避けて正面のフェアウェイ方向。但し、フェアウェイは左に傾斜していて思ったよりカップには寄らないので、勇気を持ってバンカー越えを狙っても良い。ちなみに左足で蹴れる選手は、バンカーを迂回するようにカップに向かって蹴るのが良いだろう。グリーンはバンカー方向に大きく傾斜している為、距離は残るが、のぼりのパットになる。
■No.3
No.3コースマップ
距離は短いが、1打目の置き所が意外に難しいホール。セカンド付近は右側がラフに向かって大きく傾斜しているので、安全に左側を狙いたいが、左側にもブッシュがあるので、多少短くとも慎重にフェアウェイをキープしたい。1打目を無事にフェアウェイに置けた後も、気を使うセカンドが残る。カップはフェアウェイの1段高いところに切ってあるが、グリーン手前のフェアウェイは左側に大きく傾斜していて、キックが短いとグリーン左のアリソンバンカーにボールが吸い込まれてしまう為、無理をせずにカップと同じ段までボールを運び、カップ右か奥からピンを狙うのが良いだろう。但し、カップ周りは見た目よりも傾斜がきついので、距離感はしっかり合わせていきたい。
■No.4
No.4コースマップ
セカンド付近が大きな谷になっているPar4。グリーン手前バンカーが邪魔にならないよう、フェアウェイ左を狙いたい。セカンドはさほど難しくないが、カップ右側がすぐに谷になっていて、バンカーに落ちると厄介なので、カップ左側のラフにボールを止めたいところだ。ちなみにグリーンは手前に下っていて、パットが弱いとボールが戻ってきてしまう為、距離感を大事にしたい。
■No.5
(左)No.5コースマップ(右)No.5ティーイングエリア。正面のバンカーは顎が高い為、入れてしまうとパーは難しい。
ティーから見える正面のバンカーをどう迂回するかがポイント。バンカー右がセオリーだが、右に蹴りすぎるとグリーン右のバンカーが邪魔になってパーが難しくなる為、多少短くともカップが狙えるところにボールを置きたい。グリーンは左に向かって大きく傾斜していて、短いとグリーン外までボールが転がり落ちてしまう為、2打目はカップ周りのラフにしっかりと止めなければならない。ちなみにバンカー左のフェアウェイに止めれればパーの可能性は高まるが、フェアウェイが傾斜していてカート道まで転がり落ちてしまうリスクがあるのでお薦めはしない。
■No.6
No.6コースマップ
コースレイアウト図からはわからないが、ティーの正面がブッシュになっていて、少しでも右に蹴ってしまうとブッシュにボールが吸い込まれてしまう為、1打目の置き所がポイントとなる。短くても良いので、ティーから見える二つのティーイングエリアのどちらかにボールを置きたい。なお、ティーイングエリア左のカート道はすぐ左がブッシュになっているので、ティーイングエリアの左側も大トラブルになる。1打目をうまく切り抜けられたら、二打目はフェアウェイ左の段の上を狙おう。段の下に落としてもさほど難しくないが、カップ手前が右に傾斜していて、アプローチが短いとカップと同じ段まで届かないので、段の上にのせたい。
■No.7
No.7コースマップ
セカンド付近が谷になっているPar4。1打目は、カップ右のバンカーが気にならないよう、フェアウェイ左を狙いたい。カップはすぐ右が谷になっていてバンカーが待ち受けている為、二打目はカップ左側を狙うことになるが、カップ左からバンカーに向かって傾斜がきつくなっているので、三打目のバーディーパットは神経を使うことになる。バンカーに入れてしまうとリカバリーは難しいので、バーディーパットはショートさせ、無難にパーをセーブするのが良い。
■No.8
No.8コースマップ
左利きが有利なPar3。グリーン右手前のバンカーを避けるような形でカップ目掛けて蹴っていければバーディーは十分に狙えるだろう。但し、砲台グリーンになっていて、カップ奥は1段下がったラフになっているので、手前から安全に攻めたい。
■No.9
No.9コースマップ
右側に見える貯水池がプレッシャーになる上、平坦でしっかり距離があるので、アルマーデン2の中では最も難しいPar4だろう。1打目は池を怖がらずにしっかりと飛ばしていきたいが、左側は細かいブッシュが乱立していてトラブルになるので、右利きでもストレートボールで攻めるのが理想。1打目をフェアウェイに置ければパーは十分に狙えるだろう。
■No.10
(左)No.10コースマップ(右)No.10グリーン周り。グリーン手前のバンカーに入ると寄せるのは難しい。
No.9と同様、右側に見える貯水池がプレッシャーになるホール。グリーン手前にあるバンカーが邪魔にならないよう、1打目はしっかりと飛ばしておきたい。グリーンはお椀の底のようになっていて、グリーンにのりさえすればカップに近い位置まで勝手に寄っていくので、見た目のプレッシャー程難しくはない。
■No.11
No.11コースマップ
No.9、No.10に引き続いて右側に貯水池があるホール。グリーン花道に刻みたいところだが、グリーンはカップ右方向に下っている為、花道からだと寄せるのは難しい。また、花道だと二打目でグリーン左のバンカーが邪魔になる可能性もある為、思い切ってグリーン左のバンカーに入れるのがベスト。バンカーから狙う場合でも、グリーンの上を転がるとカップから大きく逸れてしまいトラブルとなる為、カップ左のラフにボールを止め、3打目で無難にパーを狙うと良い。
■No.12
No.12コースマップ
距離は短いが、グリーン周りがとても難しいPar5。カップが小さな山の頂点に切ってある為、どこから狙ってもバンカーに落ちるセッティングになっている。唯一バンカーに入らないのが、カップ右奥のフェアウェイ方向なので、1打目、2打目共にフェアウェイ右サイドを突き進み、カップ手前のバンカーを大きくやり過ごすのがセオリー。但し、飛距離が出る選手でないと、3打目でカップを狙うのは難しいので、パーセーブで切り抜けるのが無難。
■No.13
No.13コースマップ
フェアウェイセンターにあるバンカーを挟んで右側が1段高くなっているが、こちら側を狙うのがセオリー。但し、フェアウェイ全体が左に傾斜している為、下の段にボールが落ちないよう注意したい。なお、2打目もショートするとカップ手前のバンカーに転がりこんでしまう為、ゴルフのグリーンを狙うくらいの気持ちで強く蹴るほうが良い。
■No.14
(左)No.14コースマップ(右)No.14ティーイングエリア。選手がいるあたりが谷になっていて、カップに向かって打ち上げになっている。
セカンドからカップに向かって大きな打ち上げとなっているホール。カップ手前のバンカーを挟んで左側から攻めるのがセオリーだが、右からでも十分にチャンスがある。なお、カップ右から攻める場合はカップ手前のバンカーの右側に置き、のぼりのパットを残すと良い。カップ左から攻める場合は、2打目でカップと同じ段までのせなくてはならないが、のせられれば後は傾斜で自然とカップに寄っていく。ちなみにカップ手前はかなりのくだりとなっていて、パットが短いとバンカー右側の下の段に落ちてしまうが、バンカーに入らなければバンカー右から攻めたのと同じくらいのところに止まる為、十分にバーディーが狙える。アルマーデン2のホールの中では比較的バーディーが取りやすいイージーホールだ。
■No.15
(左)No.15コースマップ(右)No.15カップ付近。写真ではわかりにくいが、写真奥の選手のパットは段の下から約1mの打ち上げになる。
フェアウェイが左と右の2段構成になっているPar3。フェアウェイは、左から右に向かって傾斜している為、傾斜にボールが負けてしまうと1段下の右のフェアウェイに転がり落ちてしまう。フェアウェイ左のラフに向かって強めのボールを蹴れればピンに寄って行くが、カップのすぐ奥も一段低くなっているので、ピン手前に止めるのがベスト。
■No.16
(左)No.16コースマップ(右)No.16グリーンセンターからカップを狙う。ここから直接入れるか、カップ左のボールが止まる位置に置いて2パットで沈めるかのどちらかしかない。
ゴルフのグリーンの手前が谷になっている為、短いとここの谷に捕まるが、強いとグリーン奥のラフまで転がってしまうので、距離感が難しい。また、グリーン上もボールが止まりにくく、グリーンに乗ったボールはグリーンセンターあたりまで転がり落ちてしまう為、1打目は思い切ってグリーン手前のバンカーに入れてしまうのが良いだろう。バンカーからの2打目は、距離感さえ合えばそんなに難しいアプローチにはならないが、ショートしてしまうと傾斜にのってボールがグリーンセンターまで転がり落ちてしまう為、ピンのすぐ横のカラーまでしっかりと寄せたい。なお、グリーン奥からのアプローチは、ラフ以外では止まらずトラブルとなる為、絶対に避ける。
■No.17
No.17コースマップ
距離の短いPar5だが、フェアウェイまではボールが半分近く沈む程の長いラフが生え揃っている為、1打目、2打目共になかなか前に進まない。その為、できればティーイングエリア等をうまく転がして少しでも距離を稼ぐべく、左サイドを狙っていきたいところ。2打目でフェアウェイまで持ってこれればバーディーチャンス。
■No.18
(左)No.18コースマップ(右)No18バンカー
ティーイングエリア正面のバンカーの上を狙ってショートカットといきたいところだが、バンカーより先のラフは長くランが出ない為、安全策でバンカーを避けるのが無難。バンカー右のフェアウェイはゴルフのグリーンの花道方向に傾斜している為、うまく傾斜にのせることができればランも稼げる。2打目は、飛距離の出る選手はピンの位置まで蹴るのが良いが、飛距離の出ない選手は花道を狙うのが良いだろう。ゴルフのグリーンは左から右に向かって登っている為、どちらものぼりのパットを打つことができる。グリーン右のラフからのパットはほとんど寄せられない為、ここは避けるのが無難。
※シニア優勝、ステファノ・グリゴロのバーディーパット。2打目をグリーン奥まで持ってきて、のぼりのパットをしっかりと沈めている。
https://www.youtube.com/watch?v=s2gIN224FSw&t=21s
※レディース優勝のソフィーブラウンのパーパット。簡単に決めているが、どちらに外れてもグリーン下、グリゴロのパットの位置あたりまで転げ落ちてしまう難しいラインだった。
https://www.youtube.com/watch?v=30Go9OSIrNQ
【フットゴルフW杯大会レポート】
① クラブハウス編
② ゴルフコース(アルマーデン1)編
③ ゴルフコース(アルマーデン2)編
④ ゴルフコース(モンゴメリー)編
当記事のライター
フットゴルフウェブ編集部
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