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【フットゴルフ第37回ジャパンオープン結果】史上初の4人によるプレーオフを制した桑田寛之が、目前に迫ったアジアカップに弾みをつける、約1年振りの勝利!!
2018.06.10 14:00 Result JFGA
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 史上初の4人によるプレーオフを制した桑田寛之が、目前に迫ったアジアカップに弾みをつける、約1年振りの勝利!!

写真:日本フットゴルフ協会

 

JFGAツアー2018の第4戦、第37回ジャパンオープンが、6月3日(日)に長野県軽井沢町の軽井沢プリンスホテルゴルフコース(PAR68)で行われ、トータル-4でラウンドした桑田寛之が、JFGAツアー史上初の4人によるプレーオフを制して優勝した。桑田は昨年の第29回大会以来、約1年振りの勝利。尚、プレーオフで敗れた安村翼、鈴木秀成、田中雄太の3人が2位タイ。

2016年のツアー施行初年度から定番となっていた夏の軽井沢決戦は、装いを新たに、軽井沢プリンスホテルゴルフコースで開催されることとなった。もちろん、ジャパンオープンの為だけにセッティングされた特設コース。出場選手全員が初めてラウンドするコースということで、真の実力が試される素晴らしい舞台を用意して頂いたことになる。

最初に飛び出したのは、トップスタートの三窪秀太。今年からツアーに参戦している新星は、スタートホールで12m強の長いバーディーパットを沈めると、No.3、No.5でもバーディー。今大会最難関となったNo.6のPAR4(なんと難易度は脅威の5.93!)はダブルボギーとするも、続くNo.7、No.8で再び連続バーディーを奪い、前半を-3で折り返す。三窪は、後半のNo.11でもバーディーを奪い、一時は-4までスコアを伸ばしたが、その後はスコアを伸ばすことができず、逆に後半の最難関ホールとなったNo.15をボギーとし、トータル-3でのフィニッシュとなった。

三窪と入れ替わるように首位に立ったのは、今期絶好調の平野靖之。第6組目でスタートした平野は、前半を4バーディー1ボギーでラウンドし、No.12でバーディーを奪った時点で-4までスコアを伸ばす。その後、No.14~No.16で4つスコアを落としてしまい、優勝戦線から脱落してしまうが、今期の好調がフロックではないことを証明するラウンドだった。

平野と入れ替わってトップに躍り出たのが、後半にスコアを伸ばした鈴木秀成。三窪と同じくトップスタートとなった鈴木(秀)は、前回大会同様、前半9ホールで思うようにスコアを伸ばせず、イーブンパーでの折り返しとなったが、No.10からNo.12まで3連続バーディーを奪って優勝争いに加わると、No.16でついに同組の三窪を捕らえることに成功する。その後はNo.17でもバーディーを奪い、単独トップに躍り出ると、そのままトータル-4でホールアウト。2年振りのツアー優勝に向けて、後続組の上がりを待つことになった。

最終的に、鈴木(秀)への挑戦権を得たのは、桑田寛之、安村翼、田中雄太のジャパンオープンベテラン勢。三者三様のラウンドではあったものの、三人ともがNo.17でバーディーを奪い、鈴木(秀)に並んでホールアウト。

こうして、JFGAツアー史上初、4人によるプレーオフが、No.1PAR3で行われることになった。

 

写真:日本フットゴルフ協会

 

ティーキックは、桑田、鈴木、田中、安村の順番。

このホールは、ティーグラウンドから見て右側に木がせり出している為、左で蹴るほうが若干ではあるが、カップは狙いやすい。しかし、桑田、鈴木、田中は利き足の右足を選択。自信のあるキックを選択した三人は、いずれもカップから6m前後の位置につけ、バーディーチャンス。一方、唯一、左足で蹴った安村はカップを大きくオーバー。返しのバーディーパットはカップを舐めるも惜しくも入らず、無念の敗退となった。

その後、鈴木、田中、桑田の3人は順番にバーディーパットを沈め、勝負の行方はブラインドアプローチへ。

ブラインドアプローチは、最初に蹴った桑田があわやカップインという絶妙な距離感のアプローチを放ち、勝負あり。プレーオフ1ホール目に続いて最もカップに寄せた桑田が、約1年振りの優勝を果たした。第二回アジアカップ2018を来月に控え、史上初の連覇を狙うアジア王者が、最高の結果を手にしたことになる。嫌が応にも期待の高まるアジアカップ連覇に向けて、桑田の視界は良好だ。

 

 大会結果

第37回JapanOpenのリーダーボードはこちら
https://footgolfweb.jp/schedule/159

 

 当記事のライター

 text by 軍司和久

広告代理店のスポーツ担当として、バドミントンやテニスの国際大会、国内女子プロゴルフトーナメントの企画運営などに従事。フットゴルフとの出会いは2015年。当初は、ゴルフ界における新しいビジネスチャンスとして注目していたが、2016年1月にアルゼンチンで行われた第二回ワールドカップを視察した際、競技としての面白さに魅力を感じ、2016年よりツアー参戦。ジャパンオープン最高位は2位タイ。

2017年10月に軽井沢72ゴルフで行われた「FIFG WORLD TOUR JAPAN FOOTGOLF INTENATIONAL OPEN 2017 Supported by Cygames」では運営側に回り、総合プロデューサーとして大会の成功に尽力。日テレジータスで放映された番組では、世界初のフットゴルフ番組解説者を務めるなど、多方面でフットゴルフの普及発展に努めている。本サイトでは、主に日本国内のフットゴルフ事情について寄稿していく。

 

 

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