日本初のプロフットゴルファーaracoが、2位に3打差をつけ圧勝！！42歳7か月でのツアー優勝は史上最年長記録を更新

JFGAツアー2018の第二戦、第35回ジャパンオープンが、4月22日（日）に群馬県利根郡みなかみ町の群馬カントリークラブ（PAR67）で行われ、トータル-7でラウンドしたaracoがJFGAツアー化した2016年以降で初の優勝を飾った。尚、42歳7か月での優勝はJFGAツアー史上最年長記録。今までの記録は、木村勝が2016年のジャパンオープンファイナルで記録した40歳4か月で、1年半振りの記録更新となった。2位タイには、共に-4でラウンドした和志武亮と平野靖之が入った。

画像：JFGA（日本フットゴルフ協会）

最高気温26℃。季節外れの高気圧に覆われ、桜が残る中でも夏日を観測したみなかみ町は、絶好のフットゴルフ日和となった。

最初に抜け出したのは、2016年アジアチャンピオンの桑田寛之。一組目でスタートした桑田は、No.2のロングホールで楽々イーグルを奪い、一気に頭一つ抜け出すことに成功する。しかし桑田は、No.5でスコアを落とした為、入れ替わるように、平野靖之が単独トップに躍り出た。しかし平野も、No.7、No.8でスコアを3つ落とし、後からスタートした三窪秀太に首位を譲り渡す等、前半9ホールは大混戦の様相を呈す。

結局、ハーフを終えた時点でのトップは-1。優勝したaraco、和志武亮、平野靖之、三窪秀太の4人が並ぶ形で後半に突入する。

優勝したaracoは、No.1、No.2で連続ボギーとイマイチ流れに乗れないスタートとなってしまうが、No.6,No.7の2連続バーディーで息を吹き返して優勝争いに復帰すると、No.9でもバーディーを奪って前半を首位タイで折り返す。圧巻だったのはNo.9からNo.15までの7ホール。JFGAツアー記録となる7連続バーディーであっという間に後続を突き放し、終わってみれば2位に3打差の圧勝となった。

第二回から出場するジャパンオープンの出場記録は31回を数えるまでになった。連続出場記録も28大会目。どちらも記録更新中だ。そして、最古参となった今でも、常に上位争いに顔を出す。普及活動にも積極的で、自身が旗振り役となって始まった関東フットゴルフツアーは、地域大会の最高峰へと成長し、数多のフットゴルフビギナーを受け入れることに成功した。

「日本人初のプロフットゴルファー」。

誰よりもフットゴルフを愛し、誰よりも日本国内のフットゴルフの普及に尽力してきたaracoにとって、フットゴルフで生きていくということは、ごくごく自然の流れだったのかもしれない。

そんなaracoが、プロとして初めての優勝を手に入れた。しかも、ツアー史上最年長記録のおまけつき。フットゴルフ界のレジェンドは、年を重ねる程に、より一層の輝きを手に入れた。

 大会結果

第35回JapanOpenのリーダーボードはこちら
https://footgolfweb.jp/schedule/157

 当記事のライター

　text by 軍司和久

広告代理店のスポーツ担当として、バドミントンやテニスの国際大会、国内女子プロゴルフトーナメントの企画運営などに従事。フットゴルフとの出会いは2015年。当初は、ゴルフ界における新しいビジネスチャンスとして注目していたが、2016年1月にアルゼンチンで行われた第二回ワールドカップを視察した際、競技としての面白さに魅力を感じ、2016年よりツアー参戦。ジャパンオープン最高位は2位タイ。

2017年10月に軽井沢72ゴルフで行われた「FIFG WORLD TOUR JAPAN FOOTGOLF INTENATIONAL OPEN 2017 Supported by Cygames」では運営側に回り、総合プロデューサーとして大会の成功に尽力。日テレジータスで放映された番組では、世界初のフットゴルフ番組解説者を務めるなど、多方面でフットゴルフの普及発展に努めている。本サイトでは、主に日本国内のフットゴルフ事情について寄稿していく。

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