News
【インタビュー】日本初フットゴルフクラブチーム「GANADOR(ガナドール)」設立
2018.02.22 12:00 Topics
Share
Topics

 

     

2018年2月22日、日本で初めてのフットゴルフクラブチーム「GANADOR(ガナドール)」が始動しました。ガナドールの設立は、確実に日本フットゴルフ界の歴史的な一歩になるのではないでしょうか。

クラブチーム代表であり日本代表経験を持つノビー鈴木(Nobby)選手に、ガナドールについてお話を聞いてきました。

(写真:ガナドールメンバー 左から ノビー鈴木代表兼選手、山縣祐人選手、八谷紘希選手、桑田寛之選手、小林隼人選手)

 
 本人が世界のトップになるためプレーできる場所や資金の課題に取り組む

―フットゴルフのクラブチーム設立の背景を教えてください。

「世界のトップ選手になるため、選手が直面している環境と資金面の問題を解決するためです。フットゴルフを始めてしばらく経った頃に気づきましたが、資金面を理由に大会に出場しない選手が出てくるようになりました。そういう現実を変えるために、まずは動かなければと。行動に移しました。」

「日本人選手が世界で勝つためには、環境と資金を整えないといけません。環境とは、フットゴルフができる場所です。そちらは今すぐに僕ら選手の力ではハードルが高いですが、国内外の大会で結果を出していくことでフットゴルフの認知度が高まる等、普及面でも良い影響を与えて、環境の改善にも繋がれば良いなと感じています。ガナドールは、まず、選手の課題になることが多い、資金の問題を解決して真剣勝負の経験を増やし、世界へ挑むために設立しました。」

 

―フットゴルフに真剣に向き合う程、資金面は選手にとって避けては通れない課題ということですか?

「どんなスポーツでも費用が掛かるのは当然のことですが、世界を目指すとなると費用もそれなりに膨らんでいきます。代表としての遠征でも自費の部分が多いのが現実です。フットゴルフは会社勤めをしながらプレーしている選手が中心ですが、会社で休暇が取れても、費用はどうするの?という話になります。僕もそうですが、特に妻や子どもがいる選手は、どうしても家庭での話し合いが必要になります。」

 

―スポーツ選手の資金面の問題を解決する方法として、現在ではクラウドファンディングが定着しつつあります。クラウドファンディングは企業ではない一般人が支援するので、普及面にも期待できると思いますが、どうしてスポンサー契約を選択したのですか?

「実は、2月22日(クラブチーム設立発表の日)に、クラウドファンディングも始動します。クラブメンバーの八谷紘希選手が中心となって展開します。」

 

―両方進めるということですか?

「はい。今の僕たちのレベルでは、企業との契約はとてもハードルが高いと感じていました。しかし、その気持ちを現在のスポンサー様に話したら、快く賛同してくれて、スポンサー契約が先になりました。この時は涙が出るほど嬉しかったですし感謝しかありませんでした。それと同時にスポンサー様の期待に応えるのが僕らの使命だと考えております。より高みを目指すためにクラウドファンディングも進めるという形になりました。」


 2024年オリンピック競技化を視野に競い合う

―クラブチームのメンバー含め、フットゴルフ界には普及と口にする選手が多いですが、他のスポーツと比べると選手がここまで普及に向き合うのは珍しいと感じています。正直、現段階で選手の普及活動によって少し良い変化があったとしても、資金面で選手に還元されることはほとんど無いと思います。

また、普及や資金面の課題解決により、競技志向の選手が増えれば、必然的に日本代表争いは激化します。これまで主力だった選手達が日本代表に選ばれない、海外の大会にそもそも出場できないといった状況に繋がる可能性もあります。クラブチームのメンバーであっても例外ではありません。それでもなぜ、クラブチームを通して普及を意識したり、全てのフットゴルファーのことを考えて行動したりするのでしょうか?

「良い質問ですね。理由は、世界トップクラスになれるくらい強くなりたいからです。他の選手と競い合ってこそ実力が伸びますし、競い合わなければ世界では勝てません。クラブチームでいうと、ガナドールは世界一のフットゴルフクラブになりたい。2024年のオリンピックでは、フットゴルフが正式種目として採用される可能性があるのですが、もし、オリンピックの舞台でフットゴルフができるなら、日本代表はクラブチームのメンバーから選ばれるように結果を出していきたいです。」

 

―フットゴルフは個の競技ですが、選手として、やはり競い合うことが実力アップのために重要だと感じますか?

「はい。海外の選手もおそらく同じように考えているのか、クラブチームが多数設立されています。個人よりも驚異的なスピードでレベルアップすると思います。」

 

 クラブチームの形態

(写真:ガナドールメンバー 桑田寛之選手(左)、鈴木秀成選手(中央)、小林隼人選手(右))

―今後はクラブチームのメンバーで集まって練習していくのでしょうか?

「栃木県小山市にあるTBC太陽クラブ。こちらはチームメンバーの桑田寛之選手と鈴木秀成選手がアンバサダーを務めているゴルフ場なのですが、ここが集まりやすいのでTBC太陽クラブを中心にチームでの練習をしていきます。」

 

―ゴルフ場での練習だと、土日が基本となるかと思いますが、平日に集まって練習はしないのですか?

「筋トレ含めた個の練習はそれぞれの選手が自主的に努力していく予定です。ただ、始動後に様子をみて、平日にチームで集まる日を作る可能性はあります。」

 

―先ほど、海外のクラブチームについて触れていましたが、海外のクラブチームもガナドールに近い形態でしょうか?

「海外では“マルセイユ”とか“リオ”と、いった風に、都市や州でクラブチームを作っている傾向があります。日本ではフットゴルフはまだそこまでの規模になっていないので、現状都市ごとにクラブチームを作るのは難しいです。そこで日本代表経験を持つメンバーたちが集まってガナドールを結成しました。これをきっかけに今後は海外のように拡大していけたらなと思います。」

 

―海外ではクラブチームの大会もありますか?

「今のところありません。しかし、アジアカップやワールドカップといったフットゴルフの国際大会には団体戦があるので、クラブチームの大会も今後出てくる可能性があります。」


 取材後記

言葉は悪いですが「マイナースポーツ」と呼ばれるスポーツでは、「日本代表」という肩書きを持ち、日本トップクラスの実力を所持していることが証明されていても、取り巻く状況をみると経済的負担に悩まされているケースが少なくありません。

フットゴルフは、ゴルフ場でプレーすることから料金についてはある程度イメージが付き、競技志向でプレーを希望していても、始める前から敷居が高く感じて第一歩を踏み出せない方もいるのではないでしょうか。

敷居を乗り越えて足を踏み入れる競技志向のプレーヤーの多くは、既に会社員として安定した収入を得ている傾向があります。一般的なマイナースポーツは子どもの頃から始めて、長い年月継続して日本代表になることが普通なので、フットゴルフは多くのマイナースポーツと比較すると明らかに独特であり、何歳からでも日本代表になれるチャンスがある、夢のようなスポーツでもあります。子どもの頃、スポーツで活躍したかった夢を持つ大人を、もう一度その夢で輝かせてくれる可能性を秘めています。

しかし、このように光かがやく側面の陰で、資金面の問題で一度踏み入れた足が遠のいてしまうプレーヤーもいることが現実です。日本フットゴルフ界の中心選手である6名で始動したクラブチームが、取り巻く現実から目を背けずに課題を解決する努力をしていく展開に期待したいです。

個の競技とはいえ、助け合う。他のプレーヤーのことも考える。スポーツマンシップと優しさの合わさった動機、設立理由のうえに、未来の大きな変革への兆しを感じ取ることができました。


 インフォメーション


◇日本初のクラブチーム「GANADOR(ガナドール)」公式HP

http://www.ganadorfootgolfclub.com/

◇「GANADOR(ガナドール)」クラブロゴ&エンブレム

 

◇「GANADOR(ガナドール)」クラウドファンディングページ


https://readyfor.jp/projects/15468

 

◇「GANADOR(ガナドール)」メンバー

★ノビー鈴木(Nobby) ※代表※
https://footgolfweb.jp/player/29/profile
2016年 第2回フットゴルフワールドカップアルゼンチン大会 日本代表

★桑田寛之
https://footgolfweb.jp/player/58/profile
2016年 第2回フットゴルフワールドカップアルゼンチン大会 日本代表
2016年 第1回フットゴルフアジアカップ 中国大会 日本代表
2017年 フットゴルフジャパンオープン ファイナル 準優勝

★鈴木秀成
https://footgolfweb.jp/player/135/profile
2016年 第2回フットゴルフワールドカップアルゼンチン大会 日本代表
2016年 第1回フットゴルフアジアカップ 中国大会 日本代表

★小林隼人
https://footgolfweb.jp/player/78/profile
2016 パシフィックトロフィー日米対抗戦 日本代表
2017 US pro-Ama 日本代表
2017年 フットゴルフジャパンオープン ファイナル 優勝

★八谷紘希
https://footgolfweb.jp/player/120/profile
2016年 第2回フットゴルフワールドカップアルゼンチン大会 日本代表
2016年 第1回フットゴルフアジアカップ 中国大会 日本代表

★山縣祐人
https://footgolfweb.jp/player/73/profile
2016年 第2回フットゴルフワールドカップアルゼンチン大会 日本代表

 

この記事をシェアしてフットゴルフを広めよう!

  

 

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス     

 


 当記事のライター

text by 有本圭花(2018年4月~ いせさきFM ラジオパーソナリティ)

 

 

Related News

        キャプテン翼の原作者で日本フットゴルフ協会アンバサダーの高橋陽一先生による高橋陽一カップが7月22日に原里市民の森候補地(...

        外部サイト(サッカーキング)日本勢は3人が最終ラウンドへ、フットゴルフW杯開催中https://www.soccer-king.jp/news/japan/2018...

  東京新聞:[スポーツ「今」をもっと]の特集にフットゴルフが取り上げられました。

外部サイト(日本フットゴルフ協会) FIFG国際フットゴルフ連盟は、2018年にワールカップを開催すると発表しました。http://www.fifg.org/news/fifg-world-cup-...

日テレG+で 「スターを見るか。スターになるか。フットゴルフ史上最高賞金額のメジャー大会最終戦」 が放映されます!   \サッカー!?ゴ...